障がい福祉サービス事業は厚生労働省によって定められた許認可事業であり、当法人も岐阜県の認可を受けて各事業を行っています。
 当法人が行っている事業は、①グループホーム事業(共同生活援助)、②就労継続支援B型事業、③生活介護事業となります。その他には④高齢者介護と障がい福祉生活介護事業の共生型事業があります。 
 以下、各事業の特長に関して紹介していきます。

グループホーム事業(共同生活援助)

 グループホームとは、分かりやすく言えば共同生活を行う寮のような存在です。利用者の皆様にとっては生活の場であり、住まいとなります。提供しているサービス内容は生活に関わることの大半となり、安らぎの場としての住まい、食事、入浴、清掃、巡回などの見回りなどとなります。

食事の提供

 食事に関しては、可能な限り安心安全な食材を使用し、手作りの温かい料理を提供することを基本としています。時折の季節感あるメニュー、バリエーションのある献立で生活の楽しみとなる食事提供を心がけています。

入浴の援助・介助

 入浴に関しては、利用者さんお一人おひとりが入浴されたのちに、お湯をおとし、浴槽をきれいに拭き上げて新しいお湯をはる、毎回新しいお湯で気持ちよく入浴していただく、という事を心がけています。

清潔な環境の提供

 館内清掃は、常に行っており、清潔で気持ちの良い環境を心がけています。

安心安全をサポート

 就寝時には2時間おきに館内巡回を行い、健康状態や安眠の程度を見守っています。また複数の施設に分かれている場合は、毎夜、欠かさずに巡回を実施しています。

生活に対する楽しみの提供

 当施設においては、毎月の誕生会をはじめとして、季節ごとに職員が工夫を凝らしたイベントを企画し、生活に潤いと楽しみのあるように努めています。

就労継続支援B型事業

 就労継続支援B型事業というのは、利用者の皆様に就労の機会を提供し、収入を得る途を提供するサービスです。

お仕事の提供と指導

 利用者の皆さんは障がいの程度によって、出来る仕事のレベルが異なります。それぞれの利用者さんに合ったお仕事を探し、また必要に応じて開発し、提供していくことが重要となります。
 利用者さんの中には特にサポートしなくても取り組める方や、またそのような仕事内容もありますが、一定の支援をしないと進まない利用者さんもおられます。お仕事の提供と共に、それらの支援こそが私たちが担うべき役割となっています。

能力向上への支援

 障がい福祉サービス事業全体がそうですが、利用者さんには必ず担当の相談支援員さんとサービス管理責任者が配置されます。その方々中心に、サービス提供を受ける中で、一定期間の目標設定や努力すべき項目などを設定します。
 少し難易度が高いような仕事でも、それに挑戦し、出来る事を増やしていく事を支援するというのも私たちの重要な役割となります。

通常勤務への慣習化

 利用者さんによっては、いわゆるさぼり癖のある方もおられます。そのような方が、毎日、継続して働きに通えるように支援することも必要な役割の一つです。

オンとオフとのメリハリ

 グループホーム(共同生活援助)ご利用の方は、グループホームは住まいであり、生活の場であり、「オフ」タイムと言えます。
 一方で、日中の時間は反対に「オン」タイムであり、仕事に集中しなければなりません。
 これら「オン」タイムと「オフ」タイムのメリハリを経験し、それに慣れていく、親しんで継続していけるようにする、それも重要な支援となります。

生活介護事業

 生活介護事業とは、就労するまでの能力が無い方が、日中の時間を有意義に過ごせるようにお手伝いをする事業と言えます。

「日中をいかに過ごすのか?」の課題解決の提供

 利用者さんにとって、日々をどのように過ごすのかは重要なテーマです。B型就労をはじめとする就労機会に恵まれている方は、日中はお仕事をすることで過ごされますが、そうでない方のために生活介護事業があります。
 日中の時間をレクリエーションやパズル、ゲーム、アート活動や時には軽作業等それぞれの利用者さんの特性に合わせた有意義な時間の過ごし方を工夫して、提供しています。

他者への思いやり、優しい心が大切

 B型就労などのように一定の成果を求められるお仕事と異なり、生活介護の場合は、いかに有意義に日中の時間を過ごせるのか?という利用者ご自身の過ごし方が大事になります。
 そのためには支援する側も、利用者さんお一人おひとりを思いやり、優しい気持ち、心で接することが重要になります。

利用者お一人おひとりを知る事

 「障がい特性」という表現があるように、利用者さんお一人おひとりによって、障がいの内容は異なります。同じ障がい名が付いていても異なります。
 つまりは、まずは利用者さんお一人おひとりをよく見て、その方の特性を知り、それに適した支援をすることが重要となります。

共生型事業

 共生型事業とは、介護福祉と障がい福祉の両方の事業を一つの事業内で行うことを指します。富山型とも言われ、高齢者と若い世代が交流する事での相乗効果が期待される事業形態となっています。
 共生型事業を行っているのは『ほたるの園 美濃加茂』ですが、同事業所は元々、15年以上高齢者介護のデイサービス事業を行ってきています。その事業をベースに令和4年より共生型として新しい事業を開始しています。

「高齢者介護」と「障がい者福祉」の共生

 高齢者介護福祉と障がい者福祉の生活介護事業は、運営内容として近しい部分もあり、基本的には上記の生活介護事業における考え方を基本とします。

高齢者特有の特性を理解する

 障がい福祉の利用者さんにおいてもお一人おひとりの個性や特性があるように、高齢者においてもお一人おひとりが異なった個性、特性をお持ちです。
 したがって、まずは利用者さんお一人おひとりをよく見て、その方の個性、特性に合った支援が必要であり、それを忘れないことが重要です。

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